* Wonder-room…No.7 *
「寧々、今日はやっぱり帰るのか?」
あなたは兄で 私の彼氏でもないし、何甘い顔して 私に訪ねるの?
「勿論 帰るのは独り暮らしのマンションだよ。私ね 今の生活すごく楽しいの(色々難はあるけれど…)。」
「そうか、寧々マンションのセキュリティは大丈夫なのか? 隣近所に変なやつはいないか?」
本当の事を言えば 連れ戻されちゃう。セキュリティはかなり緩い…、あってないな…
「大家さんも とても親切だし 回りの住人さんも よく私の面倒を見てくれる いい人達だよ。」
「一度 挨拶に行かないとな‼今日は疲れたろう、明日からの出社に備えて 今日は帰っていいよ。俺 明日から楽しくて仕方ない」
やだ、私はいやなのにな…
「寧々、一つだけ俺の希望を聞いて。会社では、ばっちりメイク禁止。コンタクトも禁止。眼鏡着用。それと…パンツスーツ着用。俺意外に笑顔も封印。」
全然一つではないんだけど…
「お兄様…それって?」
「俺の名前は?」
「奏夢。私には存在を消せって事なの?
どうして いつもそうやって私の事干渉するの? 私は私。奏夢の思い通りにはさせないから。」
「寧々、何でわからない?俺の気持ちが…お前だけを独占したい。心も体も全部… 俺おかしいのか?」
おかしいでしょう…普通じゃない。
「私は奏夢の事 嫌いじゃないけど、あんまりにも束縛するなら、嫌いになるから。」
「寧々…」
ぎゆっと私をきつく抱きしめた後
兄はふぅ とため息をつき
泣きそうな顔で呟いた。
「俺の寧々…」
その呟きは小さくて聞き取れなかった。
泣きそうな顔の兄の顔だけが
私の頭の中に残像として
いつまでもリピートされるのであった…
あなたは兄で 私の彼氏でもないし、何甘い顔して 私に訪ねるの?
「勿論 帰るのは独り暮らしのマンションだよ。私ね 今の生活すごく楽しいの(色々難はあるけれど…)。」
「そうか、寧々マンションのセキュリティは大丈夫なのか? 隣近所に変なやつはいないか?」
本当の事を言えば 連れ戻されちゃう。セキュリティはかなり緩い…、あってないな…
「大家さんも とても親切だし 回りの住人さんも よく私の面倒を見てくれる いい人達だよ。」
「一度 挨拶に行かないとな‼今日は疲れたろう、明日からの出社に備えて 今日は帰っていいよ。俺 明日から楽しくて仕方ない」
やだ、私はいやなのにな…
「寧々、一つだけ俺の希望を聞いて。会社では、ばっちりメイク禁止。コンタクトも禁止。眼鏡着用。それと…パンツスーツ着用。俺意外に笑顔も封印。」
全然一つではないんだけど…
「お兄様…それって?」
「俺の名前は?」
「奏夢。私には存在を消せって事なの?
どうして いつもそうやって私の事干渉するの? 私は私。奏夢の思い通りにはさせないから。」
「寧々、何でわからない?俺の気持ちが…お前だけを独占したい。心も体も全部… 俺おかしいのか?」
おかしいでしょう…普通じゃない。
「私は奏夢の事 嫌いじゃないけど、あんまりにも束縛するなら、嫌いになるから。」
「寧々…」
ぎゆっと私をきつく抱きしめた後
兄はふぅ とため息をつき
泣きそうな顔で呟いた。
「俺の寧々…」
その呟きは小さくて聞き取れなかった。
泣きそうな顔の兄の顔だけが
私の頭の中に残像として
いつまでもリピートされるのであった…