* Wonder-room…No.7 *
「専務、部屋に戻り 早速仕事の流れ 今後のスケジュールなど 確認しましょう。」

「あの、煌さん。1つお願いがあるのですが…」

「はい、何なりとおっしゃって下さい。」

「専務って呼ぶ事 敬語も止めて下さい。それだけです。」

やっぱり急に専務という 余りにも難易度の高い仕事も受け入れられないし、知り合いでもある 煌さんにはフランクに接して欲しい。

「わかった。二人の時はそうするね姫。俺 仕事では鬼だから 多分泣かせちゃうと思うけど、姫を守る為に鬼になるんだからね。俺を信じてついて来てね」

「煌さん、心して仕事に向き合いますので、よろしくお願いします‼」

部屋に入り、いきなりガチャンと鍵を掛ける煌さん。

「おいで姫。」

いきなり何で?

「煌さん、あの…」

「姫 お仕事するんでしょ?」

煌さんの元に近付いて行くと…ぐいっ。
ぎゅっと抱きしめ 唇にキス?

「まずは、これが俺のやる気スタートだから、姫よろしく!」

前途多難な仕事に加え 煌さんの色気と訳のわからない行動。
本当に私大丈夫なんだろうか?
どうすればいいの?

ニコニコと甘い顔をする煌さんに抱きしめながら、専務の仕事って?
疑問だらけの1日が始まった…
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