* Wonder-room…No.7 *
トントン…
二人で抱き合っていたら
ドアが叩かれ…

チッと舌打ちをする煌さん
「時間切れか…残念。姫 邪魔者が来たよ…」

ドアを開けると やっぱりの人登場

「煌、何鍵掛けてんだよ。」

「ん?お前が姫会いたさに、
仕事放置して直ぐ来るからかな?」

「…何だよ それ。」

あの~二人は大人で 仕事をする社会人だよね?あっそうだ、いい事思いついた。

「副社長、提案があります。」

「寧々、副社長って酷くない?奏夢って呼んでよ。俺仕事する気なくなるから…」

「それは困るね、姫 仕方ないから社内でも奏夢って呼んであげて。奏夢の仕事がストップすると、会社自体ヤバいしね。」

「奏夢、今日ずっと側に居たいんだけど 駄目?」

「……………」

キャッ
飛び付いて来た大の男が…

「寧々。本当?ずっとだよ。俺の側で昼も夜も朝も24時間 一緒にいるって約束して。」

顔が崩れ切ってますが 奏夢兄…
しかも そこまで私は言ってないよ。

呆れながら…
「副社長の仕事を側で 肌で感じ取りたいだけです。」

「寧々。ささ行こう。肌で感じたいだなんて、お前エロいな。」

「奏夢、かなり病んでるな。お前頭大丈夫か?」

「うっさい煌。もぅ今日お前帰っていいぞ。明日から寧々の事頼むわ!」

やっぱり、提案は却下したいんですが…
この会社大丈夫なの?
こんなんで仕事回ってんの?
お父様、出張なんて行ってる場合じゃな―いと、娘として真剣に思うのであった…

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