* Wonder-room…No.7 *
いつもの様に 煌さんが社まで車で送ってくれる。煌さんの中では 同じ会社なんだから、同伴出社は 当然なのだ。

煌さんは極上王子の見た目、社内から何で並んで歩くの?ビシバシと突き刺さる視線。私は更に専務と言う Wあり得ない人。

今 話題ワーストNo.1である私に、煌さん極上スマイルなんかを送るもんだから、「きゃあ」とか 回りで聞こえてくるんだけど…

女子が怖いって事 前の会社で経験済みの私は 本当に 色々止めて欲しいと思った。

二人で並んで歩いていると、これまた厄介な二人に出会う。

奏夢兄と高柳さんだ。

「寧々おはよう。今日何で先に家を出たんだ?一緒に同伴出社しようと楽しみにしてたんだぞ!」

「寧々専務 おはようございます。」

「高柳さん。おはようございます。」

「寧々 俺はスルーか?」

昨日のお風呂の事を思い出し 更に顔も見たくない。私怒ってるんだから…

「なぁ寧々無視とか止めて。俺テンション下がると仕事出来ない…」

シューンとして 明らかにやる気がない。
どうしょうもない兄だ…

「後で 副社長室に行ってもいいですか?」

「寧々勿論来ていいぞ。今直ぐでもいいくらいだ…お昼も一緒に食べようか?」

スキップでもしそうな位 浮かれた兄を 残り3名は 微妙な苦笑いで見ていたのであった…


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