* Wonder-room…No.7 *
大翔さんは、関係者の人に呼び出され連れられて展示ブースのある部屋に行った。

「大翔は~一途なだけなんだよ~。」
輝君が友達と来ていた。

「こちらは~ うちのマンションの大家さんの愛斗さぁ~んと、同じマンションの大大好きな寧々ちゅわ~ん。」

「愛斗です。」

「寧々です。」

「僕は 瀬野 陸翔です。同じマンションに兄がいて、兄の名前は大秦です。」

「え~、大秦の弟かよ。似てないよな。だけど、いい男だな。」

「ありがとうございます。」

「またマンションに遊びに来い。上手いもん食わせてやるよ。」

「大秦さんの弟さん、格好いいです。モテそう!あっ!愛斗さんのご飯、本当に美味しいんで、是非来て下さいね。」

「寧々さんは、愛斗さんの彼女さんですか?さっき僕見てたから…」

「輝、俺今日から寧々と付き合うから、これからは手を出すなよ!俺専属だ。」

「え~愛斗さぁ~ん。ズルい~。美味し過ぎる…寧々ちゅわんは僕のお人形さんなのに~」

「おい、輝マジか?お前かなり病んでるみたいだけど、知らなかったわ。」

「陸翔のバカ~。好きなものは好き~、、だから、寧々ちゅわ~んは渡さな~い」

はい?さっきからこの私達の周りは浮いている。明らかに 営業妨害?いや展示会の邪魔者以外にない。

「あの、そろそろ展示の作品見たいんですが、よろしいですか?」

クスクス…陸翔君に笑われたではないか…

愛斗さんを引っ張って 展示ブースの部屋に入って行った。
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