* Wonder-room…No.7 *
朝が来た。輝君も隣にいない。
何となく 物足りない様な そんな朝。

昨日の愛斗さんとの事があり 誰かに側にいて欲しいような、心に隙間がある。

さっと着替えて カフェテリアに朝食を食べに降りる。

あっ…

「寧々おはよう。今日は和食だ。お前今日は遅いみたいだから 早く食べろ…」

いつもと同じ態度の愛斗さんがいる。

「おはようございます。ちょっとご飯少な目でお願いします」

「お姉さん おはよう。」ニコッとアイドルスマイルで朝の挨拶をしてくる、琉衣君。

「あれお姉さん今日 顔色悪いけど大丈夫?」

琉衣君が 私のおでこを触ろうとした時 さっと制する手が伸びてきて、

「熱はないようだけど?」

愛斗さんが おでこに手を置いて 熱を計る…

どうして?昨日 私の事を拒絶しておきながら、何でそんな風に優しくするの?

泣きそうになるのを我慢して、急いで朝ごはんを食べた。早く、兎に角この場所から 逃げ出したい。それしか考えてなかった…



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