* Wonder-room…No.7 *
ここはどこ?
私は誰?

ベタな記憶喪失的な事を考え回りを見る

初めて見る部屋。お洒落なモデルルームの様な こんなセンスの人になりたい…と思う様な部屋。

「あれ、起きたの?」
えっ人がいたの?いつの間に?気配消し過ぎでしょ…ビクっとなってしまった。

「ハハ、ここにいるよっ。お姉さん!!こっちだから。」

振り向くと キラキラフェイスのかわいらしい男の子がいた。

「ここは何処なの?あなたは?」

「僕の部屋だよ。ようこそ いらっしゃいませ。僕は琉衣(るい)。因みにNo.6だよ」

記憶を思い出そうと頑張るが、何故かわからない。No.6とか何なの?この子 頭大丈夫?

「お姉さん頭大丈夫?自分の名前言える?」

失礼な。反対に心配されるなんて…

「私は寧々…頭は多分正常運転中。」

「そっか…寧々って言うんだ お姉さんの名前。じゃあパーティーの事は覚えてる?」

ん?パーティーって?
「ねぇさっきから顔がヤバいんだけど。百面相で超~可愛い…」

か、可愛い?可愛いのはあなたでしょ?ビックリした。完全に遊ばれてるっぽい。

「ん~思い出せそうで 思い出せないよ。」

「じゃあさ、僕がおまじないをしてあげる」

おまじないって女子?マジ???とボケ~としている私に 琉衣君が近づいてきて 寝ている私に覆い被さり、唇を盗んでいった。
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