* Wonder-room…No.7 *
「奏夢、お前は寧々の実の兄だ。だからどんなに寧々を想い焦がれても どうにもならない。だからツラいが 寧々を幸せにする手助けは出来るはずだ。」

「側にいて、守れるのか?」

「守れるし、お前にしか出来ない事だ。」

俺にしか出来ない事って何だ?

「但し、お前にとって辛い選択になるが、やれるか?」

辛いのはずっと今までと同じ…だけど一生寧々を守れるのなら やれる、やる!

「お父さん、それはどんな事をやればいいんですか?」
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