* Wonder-room…No.7 *
長い計画
親父からの話を聞いてから5年以上経った。相変わらず 俺は寧々を出来る限りの時間 側において可愛がっている。

膝の上に座らせる、抱きしめる、ベッドに横たわらせ 添い寝をする。唇以外のキスはもちろんする。抱く以外の全てを 寧々にして来た。

寧々…俺は…寧々を本当は抱きたい…
感情が溢れそうな日々の繰り返し…

そんなある日…寧々は突然俺の前から姿を消した…

何の前触れもなく 忽然と…
俺の世界は色をなくしてしまった

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