* Wonder-room…No.7 *
寧々さん失踪から2日後。

副社長は完全に仕事を放棄していた。

「奏夢どうした?お前死んでるな…」

煌さんは奏夢を心配するふりをしている…

「お前、本当にどうしょうもない男だ…」

ニヤリと含み笑いをしている

「俺は居場所知ってるけど、お前には教えない…」

煌さん。かなり腹黒だな。
副社長には聞こえてないようだが…

「高柳。寧々を探しだしてくれ、俺の仕事が出来るか出来ないかは 寧々次第…寧々、俺限界だ~」

「副社長。お任せ下さい。今日中に寧々さんの居場所を探しだします。」

秘書の俺に業務命令以上に 頼みこんでいた副社長。

仕事の早い俺は二時間程で、寧々さんの足取りを探しだした。

自分の目しか、信用しない副社長の事だ、
マンション前で、念のために写メをパチリ。

えっ?あれは…
瀬野カンパニーの御曹司の大秦さん。ん?煌さんの従兄弟にあたる 愛斗さん?

このマンション何だ?金持ちの息子ばかりじゃないか?

あ~あ、間宮兄弟までいる?
確か大翔さんと、琉衣さん。

しかも、何故か寧々さんと 仲がすごく良いとか…これは意図的に何か仕組まれていると直感的に思った…
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