* Wonder-room…No.7 *
「驚いた寧々?」

「どうして?愛斗さんがいるの?」

「寧々落ち着いて、まず座りなさい。」

「お父様、ごめんなさい。騒いじゃって…」

だって、私の事振っておきながら 何で父といるの?

「まぁ今日寧々を呼んだのは…愛斗君と正式にお付き合いをしないか?」

はい?お付き合いとは?どういうお付き合いでしょうか?

「寧々驚き過ぎだろ?やっぱ、お前最高!」

「お父様、私ね最近愛斗さんに振られたばかりで、話についていけないです…」

クスン とちょっと泣いてしまった…

ダッシュで誰かが走って来たと思ったら、愛斗さんで…

「寧々…泣くな。俺と二人っきり以外のところでその顔禁止。」

と父の前、レストランなのに、抱きしめられ キスまでされてしまった。

は、恥ずかし過ぎる…

「寧々は愛されキャラだな。そうかそうか、愛斗君は寧々の事…」

「おじ様、それ以上は自分で言いたいので よろしくお願いします。」

「わかったよ。寧々の事 これから頼めるか?」

「はい。正式には今日からで承知しました。」

何の承知?今日からってどういう事?
二人の中では 決定事項がサクサク進められているみたいだけど、私にはさっぱり意味不明な事ばかりだった…
< 83 / 138 >

この作品をシェア

pagetop