* Wonder-room…No.7 *
マンションに愛斗さんと帰る。

「寧々 後で俺の部屋に集合な…」

部屋着に着替え 愛斗さんの部屋に行く

コンコン…
ガチャ

「おいで 寧々。」

「あの愛斗さん。急に婚約者だとか言われても 私納得出来ない。それに…この前久遠おじ様に話を聞いた内容と若干違うんだけど…」

「チッ寧々お前流石だわ…その辺の小娘と訳が違うな。やっぱバレたか…」

「どうして?半年の間に決めればいいんでしょ?なのに、何焦ってんの?おかしい…」

「あ~俺が嫌なだけ…やっと手に入れた宝物易々 奪われたくないだろ?」

さらっとドキっとする事を言う…

「愛斗さんは 最初から私には興味なかったじゃない。」

「寧々と小鳥遊 寧々の点と点が繋がらなかったからだよ。」

そうだ。私前から聞きたい事が…沢山ある

「愛斗さん教えて。このマンションの秘密とあなたと私の接点…謎だらけだから」

「マンションの秘密って 大層な…ハハ…」

「私が何で一人暮らしをしたいと思ってたのが、つつ抜けだった事も謎。」

「まず、マンションは 俺がオーナーだ。だから、ルールも俺が自由に決めれるのは当然。住人は、お前の親父がチョイスして、増えていっただけ。婿候補 色んな男取り揃えて貰えて お前ラッキーだよな」

なっ…

「結婚…まだしたくないのに…」

「それなら 俺と偽装結婚とかどう?」

はい?意味不明…

「……」

「そうだ。その手があったな…」

愛斗さん 一人で盛り上がってる……結婚とか婚約とか 私まだ23才だよ?まだ先の未来も見えないのにおかしいよ……

半年の間に 結婚相手を選ぶ事自体 私には土台無理な話だったんだ……







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