* Wonder-room…No.7 *
ちょっと疲れる輝君もないかな…
No.3の輝君は…表裏が有りすぎて怖い…

声優をやっている時の輝君とオタクの輝君。
もしかしたら、どっちの輝君も造られたものかもしれない…

コンコン…

「あれ、寧々ちゅわ~ん。やっと来てくれたねぇ~。僕嬉しいよぉ~。」

輝君は 黙ってたら本当に爽やかキラキラ男子。残念で 勿体ない…

「素の輝君って一体どれ?」

わかんないから、直に聞いてみた

「寧々、そんなに知りたい?寧々の事も教えてくれたら 教えてあげようか?」

プロの甘い声は 本当にヤバい…普通にドキドキするのに加え 流し目もプラスするダブルパンチ…

普通に 乙女ならキュンキュンさせられる…

「演技はなしで、素の輝君でお願いしたいの…」

「無理だよ…寧々の前で普通とか、恥ずかし過ぎるから…」

何でそこで照れて赤くなるの?
こっちも恥ずかしくなるじゃない?

「俺の押しの子、見て寧々にソックリでしょ?」

写真やらポスターが壁に貼られたり ピンで止められたりしている…

私?本当に私みたいで、恥ずかしい…

「寧々がここにいるのがレアで、俺ヤバい…とりあえず抱き締めたい…いい?」

返事も聞かずに、もぅ抱き締められてるし…

「なぁ耳元で輝って呼んでみろ…」

俺様でお願いされてるし…

「輝、私の事 好き?」

「///寧々、やり過ぎ…」

「参りました…俺襲いそうだから、寧々早く帰って…お願い」

「わかった輝、おやすみなさい。」

「///おい、覚えておけよ…」

輝君の素は、多分シャイな人だとわかった…
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