* Wonder-room…No.7 *

お願い

次の日は仕事が休みだったので、私は実家に向かう事にする

朝から 誰にも会わない様に早起きをして、今電車ミッションを進行中。切符も購入し、駅員さんに乗り方を聞き、電車に揺られている。

初めての体験は 緊張とドキドキが半端ない。無事に最寄り駅に到着した

寧々 23才にして お使い成功?家に着いたら、父と兄に絶対 自慢しなきゃ♪

家に着くと 執事の三神が出てきた。

「寧々お嬢様おはようございます‼今日はどうなさったのですか?お嬢様、車ではないんですか?まさか…電車で来られたのでしょうか?」

「三神おはよう。私 初めて電車ミッション成功したわ。凄いでしょ?」

「お嬢様…それは大変な偉業をされましたね。お怪我などなさっていませんか?マンションにて 何かあったのでしょうか?」

流石三神…鋭い。隠し事が出来そうにない。

「今日はお父様に大事な話をする為に来たの。三神悪いんだけど 朝から何も食べてないから、軽食を用意してもらっていい?」

「畏まりました。お嬢様のお部屋にお持ちして よろしかったですか?」

う~ん。どうしょうかな?

「いえ、お兄様はいる?いるなら、お兄様の部屋に持って来てもらってもいい?」

「奏夢様は お休みになっていると思いますが…畏まりました。二人分お持ち致します」

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