運命
都輝side

びっくりした…
統満が謝った瞬間に
俺らは呑まれた…想嬉ちゃんの『黒』に
深い悲しみ…絶望…
そんな感情がながれて
息が出来なくなった…
そして…それはとても綺麗だった…

消えようとしている事がわかって
統満は焦った…泣きながら
俺らの絶対的な王様が泣きながらだよ?
必死に想嬉ちゃんをつなぎ止めようとした
まるで母親と離される幼子みたいに
縋って縋って…
ほんとにすごいな…想嬉ちゃんは…


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