運命
それからいろいろ話をした
これからどうするか…
私が慣れるまでは取り敢えず今の暮らし
慣れてきたら今いるこの部屋を
出て星夜組と紫暮組が新しく作ってくれる
私と統満の家に住む…
そんな話をしたら夜になってみんな
帰って行った…
「統満…」
「どうした」
「あのね…光のことだけど…」
「っ!」
ギュウウ―――…
やっぱり光の名前がでると
統満は怯える…私はもう統満のものなのに
私がまだ伝えてないからだよね?
大丈夫…もう怯えることも無くなるよ…
「今は何とも思ってないの…
私の中にもう居ないの…
今は統満だけなの…私は統満しか要らないの
………好きよ、統満」
「あ、き…?」
「好き、大好き…愛しているわ?
私の全てをあげるから…統満の全てを
私に頂戴?」
「想嬉!…愛している
当たり前だお前に触れた日から
俺の全てはお前のものだ…」
「うん…うんっ」
「想嬉…想嬉…」
そこからは自然だった…
自然にお互いが、お互いを求め合って
身体を重ねた
「んっ、統満?」
「はっ…想嬉…愛している」
統満が入ってきた瞬間に
私の身体は震える…喜び、独占欲、支配欲
そんな感情が身体を駆け巡る…
あぁ…やっぱりあなただけ
私の大切で絶対的な存在…統満
あなただけを永遠に愛しているわ