年下属性はありません!
「断る理由がなくなっちゃった」

私は呟いた。

「今度,ちゃんと和也君の家に挨拶に行こうか」

そう言うと,和也君は,本当に嬉しそうに笑った。

「はい!親に言っておきます!!」

やばい,私までなんだか嬉しい。

「さっきは,突然すみませんでした。でも,俺,ずっと・・・・」

「いいよ,嬉しかったし」

お互いまだ顔が真っ赤だ。

「帰ります!ありがとうございました!」

和也君は自転車に乗ってすごい勢いで帰っていった。



挨拶か。。。。

それはそれで不安なことが多い気がする。

でも,和也君とこれからも一緒に過ごせるなら,どんなことだって乗り越えて行ける気がした。


てくてく歩いてアパートに向かう途中和也くんからラインが届いた。

「先生大好きっす!」

あまりのストレートさにこっちが赤面する。

若いなぁ・・・

私も,あの子達みたいに素直になるのもいいかもしれない。

正直な気持ちをラインで返す。



「私も大好きだよ」

これからよろしくね。



【END】

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