人間発注書
瑠菜を守ってやりたい気持ちが痛いほど湧き上がって来る。


しかし、どうやって守るべきなのかがわからない。


俺はただの高校生で、コンビニのアルバイトだ。


いくら懸命にバイトをしてみても、瑠菜を購入するだけの金を稼ぐことはできない。


「俺にできることなんて、ほとんどねぇじゃん……」


掲示板を見つめてそう呟いたのだった。
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