人間発注書
大きな目に栗色の髪に白い肌。
フワリとした女の子らしい印象が写真からも伝わって来る。
「秋夜、鼻の下伸びてるよ?」
ミホコに注意されて俺は慌てて顔を引き締めた。
こんな朝っぱらから瑠菜の写真を拝むことができるなんて、夢のようだ。
「ミ、ミホコ、この写真……」
「いるんだったらあげるよ?」
「ぜひ、お願いします!」
俺は自分のスマホを取り出して懇願した。
スマホの中には瑠菜の写真が沢山入っている。
が、そのどれもが誰かと一緒に撮った2ショットだったり、明らかな隠し撮りだったりして、今回みたいにカメラ目線で1人で写っている物は一枚もなかった。
「秋夜ってば、下手したらストーカーだよ?」
呆れながらも写真を送ってくれたミホコに俺は感謝の気持ちを込めてあめ玉を1つやった。
「どうしたんだよこの写真。よくこんなの撮れたな!」
瑠菜とミホコは仲がいい。
でも、こんな風に友達が1人で写っている写真を持っていることは少ないだろう。
フワリとした女の子らしい印象が写真からも伝わって来る。
「秋夜、鼻の下伸びてるよ?」
ミホコに注意されて俺は慌てて顔を引き締めた。
こんな朝っぱらから瑠菜の写真を拝むことができるなんて、夢のようだ。
「ミ、ミホコ、この写真……」
「いるんだったらあげるよ?」
「ぜひ、お願いします!」
俺は自分のスマホを取り出して懇願した。
スマホの中には瑠菜の写真が沢山入っている。
が、そのどれもが誰かと一緒に撮った2ショットだったり、明らかな隠し撮りだったりして、今回みたいにカメラ目線で1人で写っている物は一枚もなかった。
「秋夜ってば、下手したらストーカーだよ?」
呆れながらも写真を送ってくれたミホコに俺は感謝の気持ちを込めてあめ玉を1つやった。
「どうしたんだよこの写真。よくこんなの撮れたな!」
瑠菜とミホコは仲がいい。
でも、こんな風に友達が1人で写っている写真を持っていることは少ないだろう。