人間発注書
俺は勢いよく立ち上がった。


ガタンッと音がして椅子が後方に倒れたけれど、そんなこと気にしている暇はない。


「もう一度高原先生に話を聞きに行こう。伸紀、付き合ってくれ」


「お、おう」


伸紀は頷き、立ち上がったのだった。
< 175 / 304 >

この作品をシェア

pagetop