人間発注書
俺はそう思い、計画を伸紀に説明した。


まず俺たちはどうどうと食堂のドアを開ける。


女性たちは驚くだろうが、すぐに施設の関係者に呼ばれたのだと説明をする。


ミホコも一緒に連れて来いと言われたのだと言い、ミホコを食堂から連れ出すのだ。


大胆で単純な作戦だ。


ミホコ本人は驚くだろうけど、きっとこっちの意思をくみ取ってくれるだろう。


そう信じて、俺たちは食堂のドアノブに手をかけたのだった。
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