人間発注書
「無理して起き上がろうとするなよ。スタンガンで気絶させたんだ、まだ横になっていた方がいい」
スタンガンなんて持ってやがったのか。
全く気が付けなかったのは、相手がプロで俺が素人だからだろう。
実力の差をまざまざと見せつけられてしまい、俺は奥歯を噛みしめた。
「ミホコはどこだ?」
伸紀が男へそう聞いた。
見たところ同じ部屋の中にはいない。
「安心しろ。彼女は売り物だ。こちらも傷をつけたりといった手荒な真似はできない」
それはきっと本当のことなんだろう。
ミホコが無事だとわかり、少しだけ安堵した。
男は丸椅子を自分の方へと引き寄せてそれに腰を下ろした。
スタンガンなんて持ってやがったのか。
全く気が付けなかったのは、相手がプロで俺が素人だからだろう。
実力の差をまざまざと見せつけられてしまい、俺は奥歯を噛みしめた。
「ミホコはどこだ?」
伸紀が男へそう聞いた。
見たところ同じ部屋の中にはいない。
「安心しろ。彼女は売り物だ。こちらも傷をつけたりといった手荒な真似はできない」
それはきっと本当のことなんだろう。
ミホコが無事だとわかり、少しだけ安堵した。
男は丸椅子を自分の方へと引き寄せてそれに腰を下ろした。