人間発注書
俺は身を屈めてバインダーを手に取った。
「なんだこれ、ちょっといいバインダーだな」
普段自分たちがバイトで目にするバインダーは、用紙を挟むだけで表紙のようなものはついていない。
けれどこれは用紙が丸見えにならないよう、表紙が付けられているタイプだった。
店長やオーナーが扱う、大切なものなのかもしれない。
でも、そんな大切な物がロッカーの上にあるか?
俺は首を傾げてバインダーを見つめる。
表紙になる部分にはなにも書かれていないため、何が挟まっているのかわからない。
こんなのさっさと片付けて帰ろうという気持ちと、ちょっとくらい確認しても怒られないだろうという好奇心がせめぎ合う。
「なんだこれ、ちょっといいバインダーだな」
普段自分たちがバイトで目にするバインダーは、用紙を挟むだけで表紙のようなものはついていない。
けれどこれは用紙が丸見えにならないよう、表紙が付けられているタイプだった。
店長やオーナーが扱う、大切なものなのかもしれない。
でも、そんな大切な物がロッカーの上にあるか?
俺は首を傾げてバインダーを見つめる。
表紙になる部分にはなにも書かれていないため、何が挟まっているのかわからない。
こんなのさっさと片付けて帰ろうという気持ちと、ちょっとくらい確認しても怒られないだろうという好奇心がせめぎ合う。