人間発注書
気分転換
翌日は土曜日の休日だった。


部活動などで休まず学校へ通っている生徒もいる中、俺はクラスメートの村澤伸紀（ﾑﾗｻﾜ　ﾉﾌﾞｷ）と遊ぶ約束をしていた。


クラス内でも最も落ち着ける存在で、中学からの関係だ。


「秋夜遅いぞー！」


待ち合わせのファミレスに入って行くと、窓際の席に座った伸紀がイチゴの乗ったパフェを口に運んでいる所だった。


「おぉー。ってか、朝からパフェかよ」


とりあえずそう突っ込みを入れて、伸紀の前の席に座った。


「期間限定の特大イチゴパフェだぞ！」


伸紀はそう言いながら口のまわりにクリームを付けながらパフェを頬張る。


見ているだけで口の中が甘ったるくなってきたので、俺はドリンクバーでコーヒーを入れて戻って来た。
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