人間発注書
☆☆☆
ミホコと新人の2人はもはや夏休みなんて待たなくてもいいくらい、いい雰囲気になっている。
その事実を突きつけられた俺は内心焦っていた。
このまま3人で遊びに出かけたりしたら、間違いなくボッチ確定じゃないか。
かと言って、今更俺は不参加で、なんて言えるワケがない。
だって、もう3人分でロッジの予約を取っているのだから、ミホコや新人が起こる様子が目に浮かんでくる。
「どうすんだよ……」
翌日、学校までの道のりで俺は思わずそうこぼしていた。
3人で遊びに出かけて1人だけ孤独を味わうなんてまっぴらだ。
2人をうまく説得する方法はないだろうかと、頭を悩ませる。
例えばもう1人、伸紀でもいてくれれば孤独じゃなくなるのだが、それじゃあ女1人のミホコが文句を言ってくるだろう。
できれば俺も女の子を誘えばいいんだ。
そう、できれば瑠菜と一緒に……。
そこまで考えて強く頭を振った。
瑠菜のことはミホコが誘ってすでに断られている。
それなのについ思い出してしまう俺は女々しいだろうか。
ミホコと新人の2人はもはや夏休みなんて待たなくてもいいくらい、いい雰囲気になっている。
その事実を突きつけられた俺は内心焦っていた。
このまま3人で遊びに出かけたりしたら、間違いなくボッチ確定じゃないか。
かと言って、今更俺は不参加で、なんて言えるワケがない。
だって、もう3人分でロッジの予約を取っているのだから、ミホコや新人が起こる様子が目に浮かんでくる。
「どうすんだよ……」
翌日、学校までの道のりで俺は思わずそうこぼしていた。
3人で遊びに出かけて1人だけ孤独を味わうなんてまっぴらだ。
2人をうまく説得する方法はないだろうかと、頭を悩ませる。
例えばもう1人、伸紀でもいてくれれば孤独じゃなくなるのだが、それじゃあ女1人のミホコが文句を言ってくるだろう。
できれば俺も女の子を誘えばいいんだ。
そう、できれば瑠菜と一緒に……。
そこまで考えて強く頭を振った。
瑠菜のことはミホコが誘ってすでに断られている。
それなのについ思い出してしまう俺は女々しいだろうか。