poker face
私は今夜も
隼人のアパートに来てる。

一人暮らしだからって
事あるごとに来て。


「は…やと…
 あっ…ぅん……す…き…」


隼人に抱かれながら
私は言う。



『はぁ…はぁ…』


隼人が私の上で苦しそうに息をする。


でも、結局言ってくれなかったね。
私が聞きたい“好き”の言葉を。

< 2 / 29 >

この作品をシェア

pagetop