poker face
それでも、隼人が好きだから
わからないフリをしていた。


きっと隼人は私が好き、って
信じていた。




でもね、偶然見てしまったんだ…

隼人が知らない女の人と
楽しそうに歩いてる姿…




ねぇ、昨日言ったよね??

『明日は忙しいから会えない』って。



ねぇ…
あれは、嘘だったの??



私はその場にいられなくて

下を向いて
走って逃げ出した。



後ろから声がしたような気がしたけど
私には届かなかった。



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