sweet voice
「・・・どうしたの?」
内心ドキドキしてるけど、悟られないよう冷静に答えた。
「花音さんのことが好きだから。
恥ずかしいけど、早くこの腕でつつみたかった」
チュッ、と軽くキスされて、腕の力がゆるんだ。
「どうかした?」
伸二くんは、怪訝な顔して私の顔をのぞきこんだ。
当たり前だ、されるがままのキスだったから。
「ううん、なんでもない。
それより、大事な話って?」
「食事しながら話そうって思ってたけど、酔う前に伝えようかな」
「コーヒーいれるね」
フワフワと漂うコーヒーの湯気の中で聞いた伸二くんの話は、まるでドラマの出来事のようで、現実味がなかった。
内心ドキドキしてるけど、悟られないよう冷静に答えた。
「花音さんのことが好きだから。
恥ずかしいけど、早くこの腕でつつみたかった」
チュッ、と軽くキスされて、腕の力がゆるんだ。
「どうかした?」
伸二くんは、怪訝な顔して私の顔をのぞきこんだ。
当たり前だ、されるがままのキスだったから。
「ううん、なんでもない。
それより、大事な話って?」
「食事しながら話そうって思ってたけど、酔う前に伝えようかな」
「コーヒーいれるね」
フワフワと漂うコーヒーの湯気の中で聞いた伸二くんの話は、まるでドラマの出来事のようで、現実味がなかった。