sweet voice
結婚したいと思ったのは、彰太だけだった。
でもそれは、適齢期に長くつきあっていたから結婚したいって感じただけなのかもしれない。
夢を抱く子どものように、イメージだけで結婚することを描いていて、具体的なことは何も考えていなかった。
人生初めてのプロポーズが、まさかこうなるなんて。
伸二くんは非の打ち所もないし、私には不釣り合いな立派な人で。
このまま結婚に踏み切ったとしても、きっと幸せになれると思う。
なのにどうして、すぐに『うん』って言えなかったんだろう。
今も、同じ部屋にいるのに。
寄り添ってくれているのに。
ものすごく、距離を感じてしまう。
有名な占い師に聞いても。
スマホで検索しても。
きっと、答えはみつからない。
自分で考えて、自分で答えを出すしかないんだ。
でもそれは、適齢期に長くつきあっていたから結婚したいって感じただけなのかもしれない。
夢を抱く子どものように、イメージだけで結婚することを描いていて、具体的なことは何も考えていなかった。
人生初めてのプロポーズが、まさかこうなるなんて。
伸二くんは非の打ち所もないし、私には不釣り合いな立派な人で。
このまま結婚に踏み切ったとしても、きっと幸せになれると思う。
なのにどうして、すぐに『うん』って言えなかったんだろう。
今も、同じ部屋にいるのに。
寄り添ってくれているのに。
ものすごく、距離を感じてしまう。
有名な占い師に聞いても。
スマホで検索しても。
きっと、答えはみつからない。
自分で考えて、自分で答えを出すしかないんだ。