sweet voice
年末だから仕方ないけど、ここのところ残業が当たり前になってしまっている。
今日も、会社を出たのは19時過ぎだった。
荒井さんも、まだ仕事してるかな。
大阪って美味しいごはんが多そうだし、少しは楽しんでるかな。
そんなことをぼんやり考えながらエントランスを出たら、
「花音さん」
と、声をかけられた。
伸二くんが、ニコニコしながら手をふっていた。
「びっくりしたー、どうしたのこんなとこで」
「少し前まで品川のお客さんのとこ行ってて、そういえば花音さんの会社は品川だな、と思って待ちぶせしてみた」
「そうだったんだ、良かった残業してて。
ずっと待ってたわけじゃないよね?」
「違うよ、10分くらいかな。
せっかくだから、食事しない?
友達として」
今日も、会社を出たのは19時過ぎだった。
荒井さんも、まだ仕事してるかな。
大阪って美味しいごはんが多そうだし、少しは楽しんでるかな。
そんなことをぼんやり考えながらエントランスを出たら、
「花音さん」
と、声をかけられた。
伸二くんが、ニコニコしながら手をふっていた。
「びっくりしたー、どうしたのこんなとこで」
「少し前まで品川のお客さんのとこ行ってて、そういえば花音さんの会社は品川だな、と思って待ちぶせしてみた」
「そうだったんだ、良かった残業してて。
ずっと待ってたわけじゃないよね?」
「違うよ、10分くらいかな。
せっかくだから、食事しない?
友達として」