sweet voice
髪を切っても、ネイルを変えても、飲んでも食べても、どうにもテンションあがらないまま3月になった。
茜とランチして戻る途中、後ろから頭をつつかれた。
いったい誰?と思って振り返ると、
「よお、久しぶり花音」
彰太が笑っていた。
「なによもう、わざわざ大阪から何しに来たのよ」
「花音が荒井とうまくいってないって聞いて、お節介やきに来てやったんだよ」
「嘘ばっかり、単なる出張でしょ」
「仕事で来たのは本当だけど、荒井からいろいろ聞いたのも本当だぞ」
私のいない所で、どんな風に話しているのか、気になるじゃないか。
「あっそ、どうせ男二人で元カノの悪口言い合って盛り上がったんじゃないの?」
「よくわかったな、さすが花音」
「そんな褒めかた、あり?」
茜とランチして戻る途中、後ろから頭をつつかれた。
いったい誰?と思って振り返ると、
「よお、久しぶり花音」
彰太が笑っていた。
「なによもう、わざわざ大阪から何しに来たのよ」
「花音が荒井とうまくいってないって聞いて、お節介やきに来てやったんだよ」
「嘘ばっかり、単なる出張でしょ」
「仕事で来たのは本当だけど、荒井からいろいろ聞いたのも本当だぞ」
私のいない所で、どんな風に話しているのか、気になるじゃないか。
「あっそ、どうせ男二人で元カノの悪口言い合って盛り上がったんじゃないの?」
「よくわかったな、さすが花音」
「そんな褒めかた、あり?」