sweet voice
最後くらい、素直になっちゃう?
荒井さんが、大阪へ向かう日になった。
一方的に別れを告げてから、荒井さんから連絡はなかった。
当たり前だ、あんな風に言われたら、私だって何も言えない。
普通に仕事をこなし、何か言いたそうな茜とランチをして、いつも通りの日常だった。
パソコンでひたすら入力作業をしていたら、
『藤原さん、川野から2番』
部長からの内線だった。
「はい」
返事をしながら、なんで彰太から電話?と疑問に感じながら2番を押した。
「お電話代わりました、藤原です」
『花音、なんで会社にいるんだよ?』
「仕事をしているからです」
『おまえ、今日が何の日かわかってるよな?』
「はい、今日は3月・・・」
『いい加減にしろよ、花音。
荒井の気持ち、少しは考えろ』
一方的に別れを告げてから、荒井さんから連絡はなかった。
当たり前だ、あんな風に言われたら、私だって何も言えない。
普通に仕事をこなし、何か言いたそうな茜とランチをして、いつも通りの日常だった。
パソコンでひたすら入力作業をしていたら、
『藤原さん、川野から2番』
部長からの内線だった。
「はい」
返事をしながら、なんで彰太から電話?と疑問に感じながら2番を押した。
「お電話代わりました、藤原です」
『花音、なんで会社にいるんだよ?』
「仕事をしているからです」
『おまえ、今日が何の日かわかってるよな?』
「はい、今日は3月・・・」
『いい加減にしろよ、花音。
荒井の気持ち、少しは考えろ』