sweet voice
声の主と出会える?
夏休みは、あっという間に終わってしまった。
一回だけ伸二くんと飲みに行っただけで、あとは普段できない念入りな掃除とか、実家に日帰りしたりとかで、遠出はしなかった。
だいたい、どこへ行くにも激コミだし。
休み明けの金曜日、茜と一緒にビアガーデンへ行った。
まだまだ蒸し暑くて、ビールがおいしい。
「花音、例の彼とは休みに会ったんでしょ?」
「会ったけどさ、彼氏じゃないし」
「じゃあ、まだ男友達ってこと?」
「そうだよ、ピュアだもん」
「ピュアっていう年齢じゃないっしょ」
「じゃあ、茜はもうやっちゃったんだ」
「そうだよ、うちら大人の関係だし」
「相変わらず早いなぁ」
「だって、体の相性って大事じゃん」
「まあね」
実はあれから、何度か荒井さんの電話を受けた。
単なる取り次ぎで私あてにかかってきたわけじゃないんだけど、声が聞けるだけで舞い上がっていた。
一回だけ伸二くんと飲みに行っただけで、あとは普段できない念入りな掃除とか、実家に日帰りしたりとかで、遠出はしなかった。
だいたい、どこへ行くにも激コミだし。
休み明けの金曜日、茜と一緒にビアガーデンへ行った。
まだまだ蒸し暑くて、ビールがおいしい。
「花音、例の彼とは休みに会ったんでしょ?」
「会ったけどさ、彼氏じゃないし」
「じゃあ、まだ男友達ってこと?」
「そうだよ、ピュアだもん」
「ピュアっていう年齢じゃないっしょ」
「じゃあ、茜はもうやっちゃったんだ」
「そうだよ、うちら大人の関係だし」
「相変わらず早いなぁ」
「だって、体の相性って大事じゃん」
「まあね」
実はあれから、何度か荒井さんの電話を受けた。
単なる取り次ぎで私あてにかかってきたわけじゃないんだけど、声が聞けるだけで舞い上がっていた。