sweet voice
ピンポーン、と玄関チャイムが鳴り、ドアを開けると、
「おじゃましまーす」
伸二くんがニコニコしながら立っていた。
「狭いけど、どうぞ」
「ちっとも狭くないよ」
伸二くんはテーブルに買ってきた物を置くと、手を洗って戻ってきた。
「適当に分けるね」
「うん」
伸二くんはスーツを着ていたから、窮屈そうだった。
「上着、預かるよ。
部屋着、あるにはあるんだけど、どうする?」
「平気だよ、ありがとう」
「じゃ、カンパーイ」
「カンパーイ」
グラスが重なり、部屋飲みが始まった。
最初は、伸二くんが今日参加した同期会の話とか、お互いの近況とかを話していた。
「でさー、その取引先の相手がすごく感じが悪くてイラついたんだけど、反面教師にして私はあんな風に話さないぞって思ったんだよね」
「おじゃましまーす」
伸二くんがニコニコしながら立っていた。
「狭いけど、どうぞ」
「ちっとも狭くないよ」
伸二くんはテーブルに買ってきた物を置くと、手を洗って戻ってきた。
「適当に分けるね」
「うん」
伸二くんはスーツを着ていたから、窮屈そうだった。
「上着、預かるよ。
部屋着、あるにはあるんだけど、どうする?」
「平気だよ、ありがとう」
「じゃ、カンパーイ」
「カンパーイ」
グラスが重なり、部屋飲みが始まった。
最初は、伸二くんが今日参加した同期会の話とか、お互いの近況とかを話していた。
「でさー、その取引先の相手がすごく感じが悪くてイラついたんだけど、反面教師にして私はあんな風に話さないぞって思ったんだよね」