優等生と副番長
「考えてみます。」
そう言って僕は先生から、チラシを受け取った。
実際、親に言ったらここにしろと、言うのだろう。
そんなことにはもう慣れてるから、僕はこの先、この学園に通うか、また公立中学でいじめられているだろう。
僕はそんなことを考えながら、下校した。
「ただいま。」
まだこの時、メイドはいない。
母が玄関にいる。
「おかえりなさい。」
母が僕のスリッパを出す。
母に続いて僕はリビングに歩く。
「お母さん、あのさ。」
母がソファーに座って一息ついたのを見計らって、僕は口を開けた。
「なあに?」
返事が返ってくる。
僕はランドセルから、ファイルに入れた、チラシを出す。