優等生と副番長

そんな感じで特に何もなく、学校に着いた。


車を降りてから、恵さんにお礼を言った。

「今日は、ありがとう。」

「いや、いいよ。いつも1人で暇だし。気にすんな。」


僕は恵さんに背を向けて、クラスに向かった。

まだ時間が早いからか、登校している生徒は、チラホラいる位だ。
その中に、特進クラスはほとんどだ。

特進クラスのテストは全部抜き打ち。

毎日がテストと思って勉強している。

今日も、テストかもしれない…。と。


やるしかないかな。
母が怒鳴ったのは、本当に久しぶりだったから…。


僕は、教室に向かうために、歩いて行った。



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