晴れのち曇り ときどき溺愛
「旦那さんが明後日早く帰れるらしいから、その日なら少しは遅くなるものも大丈夫だって。さっきメールしたら、拳も大丈夫らしいけど、梨佳はどうなっている?俺は気合いで仕事を終わらせるつもりだよ」
琉生がこの時期がどれだけ忙しいかというのは分かっている。でも、明後日と言われて、不意に思い出したのは定時後の残業のことだった。ミーティングだから何時に終わるか分からない。でも、久しぶりに遥が出てきてくれるなら会いたい。
「私も明後日は定時後にミーティングが入ってる。新しいプロジェクトの件だから終る時間は分からないけど、終わってからの合流でいい?」
「それは構わないが、もしも厳しかったら、今回は仕事を優先しろよ。営業補佐から営業になっただろ」
「仕事を頑張ろうと思ってる。自分に自信を持ちたいの」
「自信を持ちたいだなんて、梨佳まで拳みたいなことを言うんだな」
「拳ほどではないけど自分に出来ることを一つずつしていかないと前に進めないから」
「でも、前に進もうとするだけいいよ。普通は現状維持を望むだろ。梨佳のそういうとこはいいと思う。俺、応援しているから」
琉生がこの時期がどれだけ忙しいかというのは分かっている。でも、明後日と言われて、不意に思い出したのは定時後の残業のことだった。ミーティングだから何時に終わるか分からない。でも、久しぶりに遥が出てきてくれるなら会いたい。
「私も明後日は定時後にミーティングが入ってる。新しいプロジェクトの件だから終る時間は分からないけど、終わってからの合流でいい?」
「それは構わないが、もしも厳しかったら、今回は仕事を優先しろよ。営業補佐から営業になっただろ」
「仕事を頑張ろうと思ってる。自分に自信を持ちたいの」
「自信を持ちたいだなんて、梨佳まで拳みたいなことを言うんだな」
「拳ほどではないけど自分に出来ることを一つずつしていかないと前に進めないから」
「でも、前に進もうとするだけいいよ。普通は現状維持を望むだろ。梨佳のそういうとこはいいと思う。俺、応援しているから」