晴れのち曇り ときどき溺愛
「前に資料室で会った時に忙しそうだったけど、あの時よりも今の方がいい顔をしている。仕事が楽しくなってきているんだな」
琉生は私の気持ちを的確に掴んでいた。あの倉庫で会った時は自分の居場所のなさに私は揺れていた。でも、私が営業補佐の意味を教えて貰ってから気持ちは楽になっていた。
頑張ろうと思っていた。そして、今は下坂さんに認められたいと思っている。
「あの時は営業補佐になったばかりでお茶くみとコピーしかすることが出来なくて、このままどうなるんだろうと思った。でも、今はキチンと先輩について仕事を習いながらしているから、前よりも仕事が面白くなってる。わからないことはいくらでもあるし、勉強もしないといけないし大変なのは。琉生は?」
「俺はボチボチだよ。前の仕事も今の仕事も一生懸命するだけしか俺には出来ないし」
「梨佳。さっきの話じゃないけど、何か本当に困ったらいつでも言って来いよ。俺、梨佳のこと大事だから」
「ん。ありがと。琉生は優しいよね」
「別に優しくないと思うけど、梨佳や拳や遥は俺にとって特別なのは間違いない。遥と拳は心配してないけど、梨佳。お前のことは心配で仕方ないよ」
「心配かけてゴメン。私も頑張るから」
「応援してる」
私と琉生は駅までの道を並んで歩いた。それは何度も一緒に繰り返した光景だった。
琉生は私の気持ちを的確に掴んでいた。あの倉庫で会った時は自分の居場所のなさに私は揺れていた。でも、私が営業補佐の意味を教えて貰ってから気持ちは楽になっていた。
頑張ろうと思っていた。そして、今は下坂さんに認められたいと思っている。
「あの時は営業補佐になったばかりでお茶くみとコピーしかすることが出来なくて、このままどうなるんだろうと思った。でも、今はキチンと先輩について仕事を習いながらしているから、前よりも仕事が面白くなってる。わからないことはいくらでもあるし、勉強もしないといけないし大変なのは。琉生は?」
「俺はボチボチだよ。前の仕事も今の仕事も一生懸命するだけしか俺には出来ないし」
「梨佳。さっきの話じゃないけど、何か本当に困ったらいつでも言って来いよ。俺、梨佳のこと大事だから」
「ん。ありがと。琉生は優しいよね」
「別に優しくないと思うけど、梨佳や拳や遥は俺にとって特別なのは間違いない。遥と拳は心配してないけど、梨佳。お前のことは心配で仕方ないよ」
「心配かけてゴメン。私も頑張るから」
「応援してる」
私と琉生は駅までの道を並んで歩いた。それは何度も一緒に繰り返した光景だった。