晴れのち曇り ときどき溺愛
見城さんは会議室に入ってくると、下坂さんと私に資料を渡してくる。その中身は勿論今回のプロジェクトのことだけど、先日の下坂さんの作ってくれた資料を見城さんなりに展開していた。短い間にこれだけが仕事ではないはずなのに確実に前に進んでいた。
「見城の考え方も悪くない。これも取り入れてもう少しビジュアル的にも見やすいコンテンツを作るとなると使っている人が使ってよかったと思う何かが欲しい」
下坂さんが言っているのはあまりにも漠然としているけど、言っている意味は分かる。私の頭の中には何も浮かんでこない。本当ならもう少し何かをと思うけど、そこまで行きつかない。
「諸住さんは何かある?」
「言われている概要は分かります。でも、まだ何をどうしていいか分からないです」
「昨日の今日だし仕方ない。でも、次回までに自分の中で意見を纏めていて欲しい」
「はい」
会議室を出ると溜め息が零れた。パーティだけでなく、一番大事なプロジェクトも控えている。しないといけないことばかりだった。パソコンを開くと下坂さんと見城さんの資料を見ながら、井上さんに教えて貰ったことを応用させて、私なりに展開させてみた。
でも、思った通りの結果は得ることが出来なかった。
「見城の考え方も悪くない。これも取り入れてもう少しビジュアル的にも見やすいコンテンツを作るとなると使っている人が使ってよかったと思う何かが欲しい」
下坂さんが言っているのはあまりにも漠然としているけど、言っている意味は分かる。私の頭の中には何も浮かんでこない。本当ならもう少し何かをと思うけど、そこまで行きつかない。
「諸住さんは何かある?」
「言われている概要は分かります。でも、まだ何をどうしていいか分からないです」
「昨日の今日だし仕方ない。でも、次回までに自分の中で意見を纏めていて欲しい」
「はい」
会議室を出ると溜め息が零れた。パーティだけでなく、一番大事なプロジェクトも控えている。しないといけないことばかりだった。パソコンを開くと下坂さんと見城さんの資料を見ながら、井上さんに教えて貰ったことを応用させて、私なりに展開させてみた。
でも、思った通りの結果は得ることが出来なかった。