晴れのち曇り ときどき溺愛
パーティの夜
今日は下坂さんと一緒に創立記念パーティに出席することになっている。ゆっくりと起きる土曜の朝も自然に目が覚めてしまった。家事だけをする週末とは違うからどこかで緊張していた。夜からのパーティなのに、私は既に緊張してる。
下坂さんが予約してくれている美容室でヘアセットとメイクをして、タクシーでホテルに移動する。下坂さんとはパーティがあるホテルのロビーで待ち合わせをしているから、後は時間の通りに動けばいいだけだった。
「不安しかないわ」
自分の部屋でシャワーを浴びた後はずっとソファの上で時間を過ごした。このままではいけないと一応掃除だけはしたけど、それでも落ち着かず、終われば、またソファの上に座る。
「そろそろかな」
私は時間通りに美容室に行くと後はベルトコンベアーに乗ったかのようにパーティ用に仕立てられていく。髪はカールを作り、細かな編み込みを入れながら纏め上げていく。
「ドレスが清楚だから、少しくらい髪を盛るくらいでないとね」
「そうでしょうか?」
「諸住様は元々が綺麗な髪をしてますので、艶やかで素敵だと思います。次はメイクですが、少し明るめの色を使います」
ビューラーでまつ毛を上げるところから始まった。肌に乗せるファンデーションは何色も混ぜ、顔色を左右するチークもアイシャドウも念入りに入れ、マスカラだけでまつ毛を伸ばし、口紅の上にグロスを乗せて完成した。
下坂さんが予約してくれている美容室でヘアセットとメイクをして、タクシーでホテルに移動する。下坂さんとはパーティがあるホテルのロビーで待ち合わせをしているから、後は時間の通りに動けばいいだけだった。
「不安しかないわ」
自分の部屋でシャワーを浴びた後はずっとソファの上で時間を過ごした。このままではいけないと一応掃除だけはしたけど、それでも落ち着かず、終われば、またソファの上に座る。
「そろそろかな」
私は時間通りに美容室に行くと後はベルトコンベアーに乗ったかのようにパーティ用に仕立てられていく。髪はカールを作り、細かな編み込みを入れながら纏め上げていく。
「ドレスが清楚だから、少しくらい髪を盛るくらいでないとね」
「そうでしょうか?」
「諸住様は元々が綺麗な髪をしてますので、艶やかで素敵だと思います。次はメイクですが、少し明るめの色を使います」
ビューラーでまつ毛を上げるところから始まった。肌に乗せるファンデーションは何色も混ぜ、顔色を左右するチークもアイシャドウも念入りに入れ、マスカラだけでまつ毛を伸ばし、口紅の上にグロスを乗せて完成した。