晴れのち曇り ときどき溺愛
第四章
友だちと恋人の境目
営業室にはみんな揃っていて、あれからすぐ起きたのか下坂さんも席に座っている。下坂さんは営業室に入ってきた私を見ても表情を変えない。
さっきのことは何も覚えてないようだった。
「おはよう。これ資料だよ」
「ありがとうございます」
見城さんが資料を渡してくれた資料はプロジェクトの昨日までの進捗状況を表したものだった。何時の間にここまで纏めたのだろうかというくらいに綺麗に纏まっている。
「朝礼を始める。昨日までの報告をしてください。見城から」
下坂さんの声で始まった朝礼は見城さんが私に教えてくれた場所から説明を始まった。下坂さんに報告を求められた見城さんはスラスラと説明を始める。かなり踏み込んだ内容まで説明してくれるから私は必死でそれを書き留めていく。
見城さんは自分の与えられた範囲を予定よりも早く進めていて、さすがと感心する反面、焦った。私はまだ自分の与えられた範囲、それもかなり少しの部分しか手を付けてなかった。
こんなことじゃいけないと思う。でも、さっきの唇の感触が消えない。
さっきのことは何も覚えてないようだった。
「おはよう。これ資料だよ」
「ありがとうございます」
見城さんが資料を渡してくれた資料はプロジェクトの昨日までの進捗状況を表したものだった。何時の間にここまで纏めたのだろうかというくらいに綺麗に纏まっている。
「朝礼を始める。昨日までの報告をしてください。見城から」
下坂さんの声で始まった朝礼は見城さんが私に教えてくれた場所から説明を始まった。下坂さんに報告を求められた見城さんはスラスラと説明を始める。かなり踏み込んだ内容まで説明してくれるから私は必死でそれを書き留めていく。
見城さんは自分の与えられた範囲を予定よりも早く進めていて、さすがと感心する反面、焦った。私はまだ自分の与えられた範囲、それもかなり少しの部分しか手を付けてなかった。
こんなことじゃいけないと思う。でも、さっきの唇の感触が消えない。