晴れのち曇り ときどき溺愛
「虫除け?」
「そうですよ。可愛い梨佳さんに変な虫がつかないようにって春くんの独占欲です。でも、春くんは会社解雇されたのに婚約とかいいのですか?」
「専業主夫をするって、料理も得意って言ってました」
「え?あの春くんが?」
「室長が専業主夫ですって?それ、どういう時に言われたの?」
そんな話をしている間に見城さんが珍しく話の中に入ってきた。まさか、二人で愛し合った後とは言えずにとりあえず通じるだけの言葉だけを掻い摘んで、身体だけという表現だけを削ってからいうことにした。
「会社を解雇されたから、御曹司でもないし、室長でもないから、肩書も何もないけど結婚して欲しいって言われたの。で、それなら専業主夫して貰って私が働くかなって」
「梨佳さん。男前ね。私が梨佳さんに惚れちゃいそう」
「だって、働いているの私の方だし」
「本当に諸住さんの可愛らしさはいいですね。でも、諸住さんが室長を養うことはないですよ。どうせ、専業主夫だから一緒に住みたいとか言われませんでした?」
「何で分かるのですか?」
「長い付き合いですから。さ、そろそろ仕事をしましょう。あ、婚約おめでとうございます。これで室長も諸住さんも仕事に専念出来ますね」
「そうですよ。可愛い梨佳さんに変な虫がつかないようにって春くんの独占欲です。でも、春くんは会社解雇されたのに婚約とかいいのですか?」
「専業主夫をするって、料理も得意って言ってました」
「え?あの春くんが?」
「室長が専業主夫ですって?それ、どういう時に言われたの?」
そんな話をしている間に見城さんが珍しく話の中に入ってきた。まさか、二人で愛し合った後とは言えずにとりあえず通じるだけの言葉だけを掻い摘んで、身体だけという表現だけを削ってからいうことにした。
「会社を解雇されたから、御曹司でもないし、室長でもないから、肩書も何もないけど結婚して欲しいって言われたの。で、それなら専業主夫して貰って私が働くかなって」
「梨佳さん。男前ね。私が梨佳さんに惚れちゃいそう」
「だって、働いているの私の方だし」
「本当に諸住さんの可愛らしさはいいですね。でも、諸住さんが室長を養うことはないですよ。どうせ、専業主夫だから一緒に住みたいとか言われませんでした?」
「何で分かるのですか?」
「長い付き合いですから。さ、そろそろ仕事をしましょう。あ、婚約おめでとうございます。これで室長も諸住さんも仕事に専念出来ますね」