晴れのち曇り ときどき溺愛
営業室を出てビルを出るとまだ外は明るく陽射しも強かった。営業課に居る時はこんなに陽の光を浴びることがなかった。忙しくて残業が大変だと愚痴っていた日々が懐かしい。このまま自分の部屋に帰った方がいいのかもしれないけど、そんな気にならなかった。
私は携帯を取り出してメールを打った先は玲奈だった。
玲奈には会社が合併した理由も下坂さんが私の上司になった理由も知っている気がした。それに私は玲奈に会いたかった。
『お疲れ様。今、仕事が終わった。時間があったら飲みたいけど、玲奈は忙しいかな?忙しくなかったら飲みに行かない?』
バッグの中に携帯を入れる間もなく携帯は震え、玲奈からの返事が来た。
『私も梨佳に話したいことがある。よかったら私のマンションの部屋に来ない宅のみしよ』
『分かった。何か買って行こうか?』
『冷蔵庫に梨佳と一緒に食べる分くらいは入っている。それよりも早くおいでよ』
『わかった』
何も持って行かなくていいと言われたけど、さすがに手ぶらで行くわけにもいかず、私は玲奈の好きなケーキを買ってから玲奈のマンションに向かうことにした。
私は携帯を取り出してメールを打った先は玲奈だった。
玲奈には会社が合併した理由も下坂さんが私の上司になった理由も知っている気がした。それに私は玲奈に会いたかった。
『お疲れ様。今、仕事が終わった。時間があったら飲みたいけど、玲奈は忙しいかな?忙しくなかったら飲みに行かない?』
バッグの中に携帯を入れる間もなく携帯は震え、玲奈からの返事が来た。
『私も梨佳に話したいことがある。よかったら私のマンションの部屋に来ない宅のみしよ』
『分かった。何か買って行こうか?』
『冷蔵庫に梨佳と一緒に食べる分くらいは入っている。それよりも早くおいでよ』
『わかった』
何も持って行かなくていいと言われたけど、さすがに手ぶらで行くわけにもいかず、私は玲奈の好きなケーキを買ってから玲奈のマンションに向かうことにした。