魅惑への助走
***
「今日も一日、お疲れさま」
SWEET LOVEを出てしばらく歩いた、スーパーマーケットの前で上杉くんと待ち合わせ。
職場の前まで迎えに行くと上杉くんは言うけれど、怖い上司がいるとの理由で笑顔でお断りしている。
幸いにして上杉くんは、まだ社会人になっていないせいか、他人の会社名や仕事内容を根掘り葉掘り尋ねて来ないので助かっている。
詮索好きな人だったら、とっくに私の仕事に関して知っていたかもしれない。
待ち合わせてまず一緒に、夕食の買い物をする。
上杉くんがショッピングカートを引いてくれて、買い物が終わった後は重い荷物を持ってくれる。
ちょっと前までは他人事に過ぎなかった、普通の恋人らしい時間を満喫していた。
自分がそういう体験に乏しかった頃は、AV作品の細かい描写が嘘っぽくなってしまい、片桐にも突っ込みを入れられた。
上杉くんと付き合うようになってから、いろいろな経験が積み重なり、作品を執筆する上でもかなり助けられている。
「今日も一日、お疲れさま」
SWEET LOVEを出てしばらく歩いた、スーパーマーケットの前で上杉くんと待ち合わせ。
職場の前まで迎えに行くと上杉くんは言うけれど、怖い上司がいるとの理由で笑顔でお断りしている。
幸いにして上杉くんは、まだ社会人になっていないせいか、他人の会社名や仕事内容を根掘り葉掘り尋ねて来ないので助かっている。
詮索好きな人だったら、とっくに私の仕事に関して知っていたかもしれない。
待ち合わせてまず一緒に、夕食の買い物をする。
上杉くんがショッピングカートを引いてくれて、買い物が終わった後は重い荷物を持ってくれる。
ちょっと前までは他人事に過ぎなかった、普通の恋人らしい時間を満喫していた。
自分がそういう体験に乏しかった頃は、AV作品の細かい描写が嘘っぽくなってしまい、片桐にも突っ込みを入れられた。
上杉くんと付き合うようになってから、いろいろな経験が積み重なり、作品を執筆する上でもかなり助けられている。