魅惑への助走
「ん……」
いつの間にか自宅にたどり着いて、ベッドに寝かされたようだ。
早く眠りたかった。
このまま心地よいほろ酔い状態のまま、後は眠りに落ちていくだけ……。
のはずだった。
(あ……!)
肌の上に刺激を感じた。
生暖かい感触が私をゆっくりと侵食している。
この夜の私は適度に酔っているため、いつもより感度が高い。
触れられているだけで、おかしくなりそう……。
十分に揺さぶられてしまった体はもう歯止めが利かず、早く始めてもらいたくて、私の反応を確かめている上杉くんの顔に触れて、誘うかのように。
「早く……」
いつもよりもったいぶった指の動きにじらされて、ついねだってしまう。
「素直だね」
!?
「酔ってそのまま寝られたらがっかりだったけど、ここまで楽しませてくれるとは嬉しいよ」
「え……」
上杉くんの声じゃない。
夢と現実の中間付近を漂っていた意識が、一気に現実へと引き戻された。
意識を取り戻すと、信じがたい光景が目に飛び込んでくる。
薄暗いルームライトに照らされた中、私の敏感な部分を確かめるかのように、反応を確かめているのは。
(葛城さん……!)
いつの間にか自宅にたどり着いて、ベッドに寝かされたようだ。
早く眠りたかった。
このまま心地よいほろ酔い状態のまま、後は眠りに落ちていくだけ……。
のはずだった。
(あ……!)
肌の上に刺激を感じた。
生暖かい感触が私をゆっくりと侵食している。
この夜の私は適度に酔っているため、いつもより感度が高い。
触れられているだけで、おかしくなりそう……。
十分に揺さぶられてしまった体はもう歯止めが利かず、早く始めてもらいたくて、私の反応を確かめている上杉くんの顔に触れて、誘うかのように。
「早く……」
いつもよりもったいぶった指の動きにじらされて、ついねだってしまう。
「素直だね」
!?
「酔ってそのまま寝られたらがっかりだったけど、ここまで楽しませてくれるとは嬉しいよ」
「え……」
上杉くんの声じゃない。
夢と現実の中間付近を漂っていた意識が、一気に現実へと引き戻された。
意識を取り戻すと、信じがたい光景が目に飛び込んでくる。
薄暗いルームライトに照らされた中、私の敏感な部分を確かめるかのように、反応を確かめているのは。
(葛城さん……!)