一生に一度、言いたかった言葉
ホスト
「あれ?頭いてぇ!」

そんな声で、目が覚めた。

ソファで寝たから、身体のあちこちが痛い。

ぐーっと、身体を伸ばしていると、

「俺、何にもしてないですよね?てか、誰ですか?ここは、どこですか?」

ホストが、慌てて聞いてくる。

「私は、ここのラブホテルの従業員。ここは、新宿のラブホテル。雨でびしょ濡れだったから、男の店長に着替えさせただけ。てか、風邪とか引いてない?大丈夫?」

「あ、そうでしたか。すみません。体調は大丈夫です。店で、呑んでたまでは、覚えてるんですけどね。すみません。」

ホストは、何度も謝ってきた。

まだ若そうだ。

自分より年下かも。



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