優しく奪って
「で、でもすっごく入りずらくない?
学園祭があるなんて信じられない位何もないよ?」
『校舎の中はきっと学園祭モードになってるって!今光伸に電話してここまで来てもらうからちょっと待ってて?』
携帯を取り出して私の隣で電話をかけ始める律ちゃん。
今日は光伸君が通う高校の学園祭。
律ちゃんに学園祭があるって聞かされたのは、多分1週間位前だったと思う。
ふーん…って他人事で聞いていた私。
だけど…
『愛夢美(あゆみ)お願い!一緒に来てっ!』
そうお願いされたのは今朝の事。
一緒に行くはずだった一個下のイトコの子に、突然彼氏が出来て、
『工業高校の学園祭なんて彼氏に悪くて行けない。』
そう断られたらしい。
学園祭があるなんて信じられない位何もないよ?」
『校舎の中はきっと学園祭モードになってるって!今光伸に電話してここまで来てもらうからちょっと待ってて?』
携帯を取り出して私の隣で電話をかけ始める律ちゃん。
今日は光伸君が通う高校の学園祭。
律ちゃんに学園祭があるって聞かされたのは、多分1週間位前だったと思う。
ふーん…って他人事で聞いていた私。
だけど…
『愛夢美(あゆみ)お願い!一緒に来てっ!』
そうお願いされたのは今朝の事。
一緒に行くはずだった一個下のイトコの子に、突然彼氏が出来て、
『工業高校の学園祭なんて彼氏に悪くて行けない。』
そう断られたらしい。