優しく奪って
連れてかれた体育館。
入り口を開いた瞬間に耳を塞ぎたくなるくらいの爆音。
ステージ上だけが明るくライトが照らされていて、あとは暗幕で窓を覆ってるせいか真っ暗だった。
入り口を開けた瞬間に入る外の光に反応して振り替える人達の視線が冷たく感じて、怖くて身が怯む。
そんな私にお構いなしに進んでいく俊明君。
緊張がとけて怖くなくなったんじゃない。
護君が側にいてくれたから。
だから私は安心して楽しく色々見て回れたんだ。
私は引っ張られてる腕を逆の手で引っ張って足を止めてもらった。
「私、やっぱり護君と一緒にいたいから、ごめんなさい!!」
イヤな事はイヤってちゃんと言わなきゃ。
約束した相手は護君だけど、俊明君にもはっきり言わなくちゃ伝わってくれない。
大きな声で伝えたつもりだけど、ステージ上の音に掻き消されて聞こえてないのか首を傾げて耳を近づけてくる。
耳に囲いをつくってもう一度同じ言葉を口にした。
入り口を開いた瞬間に耳を塞ぎたくなるくらいの爆音。
ステージ上だけが明るくライトが照らされていて、あとは暗幕で窓を覆ってるせいか真っ暗だった。
入り口を開けた瞬間に入る外の光に反応して振り替える人達の視線が冷たく感じて、怖くて身が怯む。
そんな私にお構いなしに進んでいく俊明君。
緊張がとけて怖くなくなったんじゃない。
護君が側にいてくれたから。
だから私は安心して楽しく色々見て回れたんだ。
私は引っ張られてる腕を逆の手で引っ張って足を止めてもらった。
「私、やっぱり護君と一緒にいたいから、ごめんなさい!!」
イヤな事はイヤってちゃんと言わなきゃ。
約束した相手は護君だけど、俊明君にもはっきり言わなくちゃ伝わってくれない。
大きな声で伝えたつもりだけど、ステージ上の音に掻き消されて聞こえてないのか首を傾げて耳を近づけてくる。
耳に囲いをつくってもう一度同じ言葉を口にした。