ねぇねぇ、聞いて。
誰かな?


スマホを開くと、メッセージは律希からだった。


[明日、連れていきたいところあるから仁華の家に行くな!!楽しみにしてろ!!]


私は嬉しくてすぐに返信した。


[りょーかい!!楽しみにしてる!!]


私はワクワクしながら明日になるのを待った。


そして、次の日。


私は、


布団の中。


「仁華ー?大丈夫ー?」


「ぅん。ごめんね、おばあちゃん・・・。ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ。うぅーー、辛いー。」


突然、風邪を引きました。


はぁーーー、息苦しい。


怠くて体を起こすのも辛い。


「おばあちゃんこれから町の話し合いあるから行くけど、1人で大丈夫?」


「うん。・・・っ、大丈夫。」


「そう。なんかあったら電話してね。」


そう言って、おばあちゃんは部屋から出ていった。


「あぁーーー。辛いよーーーー。ってか、ゴホッ、・・・・律希に連絡しなきゃ。」


スマホを取り出してメッセージを送ろうとすると、突然玄関の方で声が聞こえる。


あっ、律希かも。


私は重い身体を起こして階段を降りる。


玄関まで行くと、律希が立っていた。


「あっ、仁華って・・・・・・大丈夫か?」


「うん。・・・・・・・・大丈夫、かな?」


そうは言ったものの、私の身体は立っているのも限界のようでその場に倒れてしまった。


「えっ!?仁華!?・・・・熱っ!!熱あるじゃん!!」


遠くで律希の声がするけど、だんだん意識が遠くなってきて最後まで聞こえなかった。


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