ねぇねぇ、聞いて。
仁華はどう思っているんだろうか。


俺は行ってほしくないけど。


だって、仁華が好きだから。


・・・・・・・・・・は?


・・・・・・・・・・え?


俺、・・・・・・・今、なんて言った?


ちょっ、ちょっと待って!


「・・・・へっ!?今、俺、・・・・・好きって言った?」


嘘・・・・・・・・・・・・・・


でも、・・・・・・・・・・思い返せば、そうだったんだ。


自分で気づかなかっただけで。


・・・・・・・最初は、友達って思ってた。


でも、ほっとけないって思ったり、ずっと仁華のことを考えてたり。


それは、



俺が仁華に恋をしていたから。


そう考えたら俺のよく分からなかった部分にスポッと入るように解決した。



そう、



仁華が好きだ。



俺は、仁華に恋をした。


俺は仁華手をちょっとだけ強く握った。


「・・・・・仁華。・・・・好きだ。」


君には聞こえない、俺の気持ち。


俺が君に好きと言ったら、君はずっと俺のそばにいてくれるだろうか。


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